[単行本] 妻たちのプロレス 男と女の場外バトル
ターザン山本、福留崇広：著
河出書房新社
’20,8/30 初版
Ｂ６サイズ 帯付
まえがきにかえて プロレスの｢負｣を共有する女たち
第１章 力道山の妻・田中敬子
今もあの笑顔を胸に
スチュワーデスとして世界を飛ぶ
機内で知り合った力道山とホテルで会食
想いが届き、涙した力道山
｢俺が朝鮮人だと知ってた？｣
プロレスをビジネスとして考えていた
すべてが暗転した日
｢日本人に恩返しがしたい｣
第２章 髙山善廣の妻・奈津子
ケガと病気と闘う日々のその先に
分かれてもまた復縁した
ドン・フライとの伝説の試合を観る
｢ケガを含めて彼の仕事なんです」
｢復帰が彼の原動力でした｣
髙山はICUにいた
新たな試練の始まり
自分が死んだ後の髙山善廣
第３章 剛竜馬の妻・八木幸子
男と女、ミックスド・デスマッチ十番勝負
金のために中学中退でプロレスラーに
ナンパして、デートして、子どもができた
新婚旅行はテキサス遠征
花嫁試練の十番勝負
｢三人の子どもがいる私の勝ちです｣
第４章 葛西純の妻・三知代
血に染まった夫のシャツを脱がせた日々
プロレスラーと仲良くなりたくて
｢同棲してくれないなら分かれる｣
流血し、凶器に飛び込む夫
｢ZERO-ONE｣から再びデスマッチの｢大日本｣へ
自分を安売りしない
年間最高試合に選ばれる
生きるためにデスマッチに挑む夫
第５章 藤波辰爾の妻・伽織
妻だけがプロレスラーを分かってあげられる
長州力との遺恨劇以来、うちで話さなくなった
常に梯子を外される恐怖が
｢苦労を知っている人と一緒になりたかった｣
自分を守ってくれる理想のパートナー
新しい藤波を長州が引き出している
｢『猪木さんを助けたい』と私に言いました｣
長州からの思いがけない言葉
｢プロレスは奥が深かったんだな｣
第６章 ジャイアント馬場の妻・元子
女が純愛スナイパーにになる時
ハワイで一番、美しいものを見せてやるよ
馬場は死に対して敏感だった
馬場一座の座長と考えた方が分かりやすい
元子の悪口を言った者は後継者にしない
純愛最長期間を記録
あとがきにかえて 妻だから見える｢プロレスの生命力｣
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